No3  「Aida」ウイーン国立歌劇場2018~2019シーズン

ウイーンオペラ3日目の演し物は  Aida 。
僕はこのオペラが大好きです。音楽がいいし、スペクタクルもゾクゾクする。間に入るバレエも半端なく見せ場を作るし……。

僕はウイーンの冬の暗さ、寒さが好きではない。
ところがこの演目はこの10年以上ウイーンではいつも冬場の演し物になっていたのです。
出演者の衣装が厚くて重いし大掛かりなのでかなあと思っていた。それにしてもRoma Veronaは夏場の野外ですよね。
ところが今シーズンはウイーンでこの6月に上演が組まれたのですよ。このことが今回の訪墺のキイとなりました。

期待のオペラ「Aida」  
Radames  アメリカ人 大柄でゆったりとした歌唱は安定感を見せていたが 肝心のカリスマ性とかキラリ輝く魅力に乏しい。声質が大味なのです。

Aidaは終始丁寧に歌って好感が持てるも歌唱全体やはりアピールして来るものがない。

Amnerisは声に伸びを欠いて説得力が出ない、それでも終盤に向けて盛り上げては来たが 女声で前半の歌唱をセーブして来るのはどうかと思う。
準主役のアモナスロの熱唱が印象深い。

MilanoやTokyoのAida の演出はZeffirelli でスケール、スペクタクル、バレエの躍動感、はやはり第一級でそれに比べると はっきり言ってプアな舞台でした。
大人数かけて 誠に勿体ない公演に思えた。

しかしアイーダトランペットは舞台上で流石の演奏。
ウイーンフィルメンバーが舞台上で衣装を着け演奏する時はいつも平常心を保って何気に一級の仕事をするのですよ。偉い❗

それにしてもヴェルディのこの曲は良いですねえ❣


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