さようなら、静岡県立庵原高等学校。

本校は北に秀麗富士を仰ぎ、南に駿河湾を望む、恵まれた自然環境のもとにある高校です。昭和56年に開校され、平成22年11月に30周年を記念し、記念式典を挙行しました。開校以教育目標として, 「天と地に学び、言葉を鍛え、歩みを大事にする世界をこの学校に実現する」を掲げ、意欲と情熱に満ちた質の高い教育を積み上げてまいりました。また、大学進学を中心に、一人一人の生徒への手厚い指導に努め、確実な成果をあげてきました。  
  
上記は眞木万平校長のご挨拶の冒頭です。
庵原高校はこの三月、静岡県と静岡市の公立高校の再編計画に基づく統合のために閉校となります。
 私は初代校長の東弘光先生から校歌の作曲を依頼されまして、作詞の宇佐美徹郎先生と共に、本校の校歌作成に懸命に携わったことが昨日のことのように思い出されます。
  私の生まれ故郷にある庵原高校はいつも私の支柱であり、バックボーンを正してくれる存在でありました。またごく最近知ったのですが、ブラスバンドの指導に、現在フィレンツェ在住のわが旧友、高塚昭男君のご子息の重樹さん(若くして亡くなられた)が熱心に取り組んでおられたことが判りました。
高塚君からその話を聞いた時、私は奇遇に驚き、最愛の息子さんが私の作曲した校歌を指揮している姿が心に浮かび、万感迫りました。

 庵原高校の生徒、先生、関係者の皆さん、卒業生の皆さん、校歌を愛唱して下さって本当に有り難うございました。
高校はなくなっても校歌はいつまでも皆さんと共に生き続けてくれることを心から祈念しています。

独唱、ピアノ

合唱、ウインドオーケストラ

ウインドオーケストラカラオケ

                                               (Upして下さったsacraさんに感謝!)